公益信託アジア・コミュニティ・トラスト(ACT)では、アジア開発途上国から日本に留学されている方々を対象に、日本の市民組織(NPO/NGO)やその他民間非営利組織でインターン活動をしたいと希望する留学生の登録を開始しました(2023年度第2回募集)。今回のインターン実施期間は、下記の詳細をご覧ください。
留学生の登録受付期間は、2024年5月1日(水)-2024年5月31日(金)です。
このプログラムは、日本の大学に在籍するアジアからの留学生(正規の大学生・大学院生)が日本の民間非営利組織におけるインターンシップを通して、大学では得られない経験-日本社会の新しい動きや課題に取り組む現場での体験、地域社会の人々との直接的な交流等-をし、日本理解を深め、そして将来、留学生がインターンシップで習得した知見または技能を母国の社会で活用し、社会開発事業等の発展に資することを目的とします。これまでに、アジア15ヶ国と地域からの留学生173名が、101団体でインターンを経験しました(2024年4月現在)。
・留学生登録案内(PDF)クリックしてダウンロード
・留学生登録フォーム(WORD)クリックしてダウンロード
【参考】
・2012~2022年度の受入れ留学生に関するデータ
・2012~2022年度の受入れ団体に関するデータ
・2019年度「アジア留学生インターン受入れ助成プログラム」助成事業報告会 開催報告
・ACT年次報告書(2013年報以降、本プログラムの報告を掲載)
1. インターン対象者
アジアの開発途上国(DAC援助受取国*1)から日本に留学し、日本の大学に在籍する留学生(大学・大学院の正規生)。
*1アジアのDAC援助受取国は、カンボジア、ネパール、バングラデシュ、東ティモール、ブータン、ミャンマー、モルディブ、ラオス、パキスタン、ベトナム、インド、インドネシア、スリランカ、タイ、中国、フィリピン、モンゴル、マレーシア。(「アジア」は外務省の分類に基づく)
2. インターンの実施時期/期間
インターンシップの実施期間の長短にかかわらず、2024年8月13日~2024年12月31日の間。インターン日数は、最少15日間、最大40日間です(例:週3日で10週間(約2.5ヶ月間)も可能)。詳細は受入れ希望団体と相談して決めていただきます。なお、インターン終了後、1ヶ月内に受入れ団体に対し報告書を提出していただきます。
3. インターン受入れ団体(本プログラムの助成先団体)
日本の市民組織(NPO/NGO)やその他民間非営利組織(研究機関を含む)。
対象となる活動分野:保健・医療、災害救援・復興、国際協力、高齢者介護、人権擁護、科学技術の振興、身体障がい者支援、平和の推進、経済活動の活性化、まちづくり、社会教育、文化・芸術、子どもの健全育成、環境保全、男女共同参画。そのほか、インターン希望者と受け入れ団体間の調整による他の活動分野については応相談。
4. 活動にかかる費用
インターンには、受入れ団体より食費補助(2,500円/日、1,250円/半日)、交通費が支給されます。
このほか、新型コロナウイルス感染拡大期間などで、インターンが在宅業務を行う場合はインターネット通信費補助(200円/日、100円/半日)が、遠方でインターン活動を行う場合は、宿泊費(上限10,000円/日)が支払われますが、原則として、留学生の在住場所とインターン受入れ団体の場所は、遠く離れていないこととします。
したがって、インターンをする留学生には、原則として、インターンシップにかかる費用の負担はありません。ただし、インターンシップとは関係のない、他の目的を兼ねた移動にかかる交通費は、往復とも認められません。
インターン受入れに関わる費用は、受入れ団体が、公益信託 アジア・コミュニティ・トラスト「アジア留学生インターン受入れ助成プログラム」に助成申請し、2024年7月中に予定されている公益信託アジア・コミュニティ・トラスト(ACT)運営委員会によって審議・決定(選考)されます。申請事業が採択されない場合もあります。
5. 2024年度募集でACTが助成できる対象団体数とインターン数(目安)
対象団体数:15~30団体
対象インターン数:15~30人(原則、1人/団体)
6. インターン活動を希望する留学生からの申し込み方法
留学生がACT事務局に登録する。
インターンを希望する留学生は、「留学生登録用紙」に必要事項を記入し、2024年5月1日(水)~2024年5月31日(金)の間に、ACT事務局までEメールで送ってください。
・留学生登録案内(PDF)クリックしてダウンロード
・留学生登録フォーム(WORD)クリックしてダウンロード
登録締切り後、ACT事務局は登録順に、留学生を団体へ紹介します。
ACT事務局から連絡先の情報をお知らせするまで、留学生と団体の間で直接連絡をとらないでください。ただし、登録されても、結果的に希望されるインターン先が見つからない場合もあることをご理解ください。
7. 登録団体と登録留学生の面接
双方の同意を得てから連絡先の情報をお知らせします。インターン受入れを希望する団体と留学生が直接連絡をとり、オンラインまたは対面により面接し、インターンの条件や活動内容、スケジュール等について、話し合って決定していただきます。
・自分の大学の授業、研究、フィールドワーク、アルバイト等のスケジュールを十分確認してから、インターンのスケジュールを決めてください。
・受入れ団体と留学生との間で合意したインターン実施期間については、「母国に一時帰国する」など、留学生の個人的な理由でインターン実施期間を変更することは原則として認められません。
8. 団体からACTへの助成申請
上記の面接の結果、両者(登録留学生、登録団体)が合意した場合、受入れ団体が公益信託 アジア・コミュニティ・トラスト(ACT)に助成申請します(ACTへの2024年度(第2回募集)助成申請書の提出期限は、こちらをご参照ください。なお、受入れ団体①と留学生Cのように、両者(希望留学生と希望団体)の間で合意ができず、ACTへの助成申請に至らない場合もあります。