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2014年6月04日

2013年度【ACTアジア留学生インターン受入れ助成プログラム】
インターンと指導者が経験を発表

2014年5月7日、立教大学伊藤自主ゼミで、ACT「アジア留学生インターン受入れ助成プログラム」(特別基金「アジア留学生等支援基金」助成事業)の支援を受け、日本の民間非営利組織でインターンを経験した留学生5名と、受入れ団体のインターン指導担当者4名が、実施内容を発表しました。その後、第2部として「私たちは留学生から何を学んだかー受入れ団体(NGO/NPO)から見た留学生の役割」をテーマに、パネルディスカッションを行いました。参加した学生からは、活発な質問・意見が出されました。以下は、その概要です。


発表者と活動内容

JACSESの足立氏(左)と
インターンのティファニー氏(右)

(1)(特活)「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
   (環境保全、政策提言を行うNGO)

指導担当者: 足立治郎氏
インターン: チュア・ティファニー氏(フィリピン出身、東京大学大学院)
活動内容: ①フロン対策に関する調査研究、国際動向調査、②第19回気候変動枠組条約締約国会議(COP19、2013年11月11日-22日、ポーランド・ワルシャワ)への参加(旅費交通費は大学の助成を得た)、国際交渉・サイドイベントへの参加、各国参加者(青年層を含む)との交流、様々な国の政策担当者・有識者・NGOへのインタビュー、など


全国町並み保存連盟の山本氏(左)と
インターンのルイズ氏(右)

(2)(特活)全国町並み保存連盟
   (まちづくり・町並み保存に携わる団体の全国連盟)

指導担当者: 山本玲子氏
インターン: アスリ・ルイズ氏(マレーシア出身、慶應義塾大学工学部)
活動内容: ①各地の加盟団体でオリエンテーション、実践地見学(千葉県香取市佐原、岡山県倉敷市ほか、栃木県栃木市、埼玉県川越市(関東ブロック会議ボランティア))、②全国の加盟団体による全国大会(岡山)での実行委員メンバーとして実務補佐、③連盟運営会議(東京)で行われた全国大会の反省会で報告、など



NICEの山口氏(下左)と
インターンのヒエン氏


(3)(特活)NICE(日本国際ワークキャンプセンター)
   (ワークキャンプ活動を行う国際協力NGO)

指導担当者: 山口紗矢佳氏
インターン: ヴオン・ヒエン・ミン氏(ベトナム出身、佐賀大学大学院。遠方のため、ヒエン氏からはメッセージ動画をいただきました[動画をみる])
活動内容: ①高校生の国際ワークキャンプ運営補佐(福岡県糸島)、②事務局作業補佐イベント運営(東京都)、③フェアトレード協力店舗訪問・営業(東京都)、④イベント出展(福岡県福岡)、など


PNLSCでインターンを行ったマリオ氏

(4)(特活)フィリピン日系人リーガルサポートセンター(PNLSC)
   (フィリピン残留日系人を支援)

インターン: フロレンド・マリオ・リコ氏(フィリピン出身、東京大学大学院)
活動内容: ①フィリピン残留日本人二世の集団一時帰国時の付添いと通訳、②残留日本人二世が就籍を申し立てている東京家庭裁判所での通訳、③証明書、ウェブページなどの翻訳作業、④ニュースレターの印刷、発送作業、⑤外務省外交史料館にて調査業務の補佐、など



移住連の大曲氏(左)と
インターンのマ氏(右)

(5)移住連・移住労働者と連帯する全国ネットワーク
   (在日外国人の人権擁護に取り組む)

指導担当者: 大曲由起子氏
インターン: 馬文甜(マ・ウェンティェン)氏(中国出身、筑波大学大学院)
活動内容: ①事務局アシスタントとしての活動(打ち合わせへの参加、記録とり、移住連全国運営会議への出席、記録作成等)、②個別課題に関わる専門的なデータ収集・整理・分析、③総務関連業務(機関紙の発送作業、新聞記事の検索と収集、データ化と整理、会議準備等)、④日本語・中国語通訳・翻訳作業、など



インターンに取り組んだ留学生の感想

発表した留学生(左より):マ氏(中国
出身)、マリオ氏(フィリピン出身)、
ルイズ氏(マレーシア出身)、
ティファニー氏(フィリピン出身)

留学生たちは、「大学での研究に非常に役に立った」「観光のためではなく、自分の住む地域を良くするためにまちづくりに取り組んでいることは新しい学びだった。学んだことを帰国後、地元のために活かしたい」「インターンをする前は、残留日系人の問題があることを知らなかったので、インターンを通じて足元の問題について学ぶことができた」「(団体の職員の方は)1人で様々な仕事を行っていた。このインターンを通じてNGO・NPOで働くことの大変さを実感した」など感想を話しました。

参加した学生たちからは、留学生に対して「大学での研究にどのように役に立ったか」「会議に参加して、一番印象に残ったことは何か」「活動地域を訪問してどう思ったか」「インターン中、大変なことはあったか」、指導者に対しては「インターンの活動内容をどのように計画したか」などの質問があり、会場との活発なやり取りがありました。



第2部 パネルディスカッション:
「私たちは留学生から何を学んだか―受入れ団体(NGO/NPO)から見た留学生の役割」




第2部では、受入れ団体のインターン指導担当者が、留学生から学んだことについて意見交換を行いました。主な意見は次の通りです。

「日本のような先進国の視点からだけでなく、開発途上国出身の留学生の視点からも問題の解決方法を考えるべきだと学んだ」
「活動地域の住民はインターンと同じ宗教の人と接する機会がなく、インターンのおかげで、その宗教についても学ぶことができた」
「インターンの『時間を有意義に使いたい、できることをやっておこう』という姿勢は日本人ボランティアに刺激を与えた」
「インターンとともに活動することで、多文化共生の重要さを感じた」


日本人の大学生、立教大学関係者、国際協力団体の関係者など17人が参加しました。本プログラムは、2014年度も実施予定です。

関連リンク

2014年度「アジア留学生インターン受入れ助成プログラム」の事業一覧