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2013年10月03日

[モニタリング報告] ベトナム人留学生がインターンする東京のNPOを訪問


 インターン生 ヒエンさん(写真左)と
 職員の山口紗矢佳さん(写真左)

2013年8月、(特活)NICE(日本国際ワークキャンプセンター)でインターン活動を行っていた(8月中に15日間実施)、ベトナムから佐賀の大学に留学しているVuong Hien Minh(ヴオン・ヒエン・ミン)さんと、NICE職員の山口紗矢佳さんからお話をうかがいました。

実施団体の活動概要とヒエンさんの志望動機

受入れ団体のNICEは1990年に設立された団体で、国内・海外でボランティアのワークキャンプを行っており、2012年度は320ものプログラムに3,687人が参加したそうです。 インターンのヒエンさんは、社会教育や生涯学習の現場、とくに教育の大切さを実感できる場が学外にないかと考えていました。自分は地域活性化の将来の担い手であるという意識をもっていたので、NICEのホームページを見て、インターンシップに応募したということです。

全国事務局(東京)での作業

ヒエンさんは、東京・新宿にある全国事務局で、ワークキャンプの事務作業や、ワークキャンプを 通じて支援を始めたベトナムの女性が作成する「エコたわし」の営業などを体験したほか、事務局でのボランティアとの話し合いにも参加し、日本の市民活動の課題や活動の現状を垣間見ることができたと言います。「今回のインターンは自分のためにやることだと思っていましたが、ベトナムの国のためになることにも関わることができ、嬉しいです」と語ってくれました。

初めてのワークキャンプを体験して

東京の事務所に来る前に、ヒエンさんは、NICEが福岡県で開催した、台湾と日本の十代の青少年のワークキャンプにスタッフとして参加しました。ヒエンさんは、佐賀大学大学院で教育学を専攻し、学校運営、カリキュラム作成などを学んでいるそうですが、日本では学外で教育活動がどのようなものか、良く分かっていなかったそうです。この福岡でのワークキャンプに参加し、「竹林の維持作業などをともに行い、時間を過ごし、ワークを通じて台湾の子どもと日本の子どもがひとつになることができた。小学生にとって貴重な経験だと感じた。子どもの動き、スタッフの動きが分かった」ということで、ワークキャンプの意義を体感したようです。

真剣に取り組むヒエンさんを高く評価

実施団体は、ヒエンさんの熱意に応え、心を込めて指導されていました。ワークキャンプの後、ヒエンさんは「NICEのスタッフの動きを見て、求められるリーダー像が分かった」と感想を記していたそうです。職員の山口さんは、「運営側であるという自覚を持っていたため、このような感想が出てきたのだと思います。何事にも非常に真剣に取り組んでいます。教育に関心があるという点で私たちの目的と繋がり、何かをつかもうという気持ちがあるからでしょう」と言い、ヒエンさん高く評価していました。実施団体は、ヒエンさんとの出会いを大切にされ、将来も緩やかに繋がっていきたいとのこと。このひとつの出会いに秘められた大きな可能性を感じました。 本プログラムの目的のひとつでもある、『大学では得られない経験』をされたヒエンさん。この経験を糧に成長して、将来、べトナムと日本の架け橋になっていくことを期待しています。留学生たちが日本の人々と互いに学び合っていることを見ていますと、世界がまた小さく、ひとつになっていくことを感じます。

報告者:西島 恵(ACTプログラムオフィサー)

関連リンク

2012年度の助成事業(インターン、受入れ団体の声)
ACTニュースレター「ACT NOW No.40」(p.1-4)