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神田外語大学CUP

インタビューにご協力いただいたCUPの
皆さん(左から野瀬さん、渡辺さん(代表)、
酒井さん、柏倉さん)

神田外語大学の学生ボランティア団体「CUP=Create Universal Peace」は、「幕張チャリティ・フリーマーケット」(通称、幕チャリ)の主催団体で、2006年よりその売上金をACTに寄付くださっています。その合計額は、1,196万2,626円にのぼります(2017年3月現在)。

幕チャリは、イギリス発祥のチャリティ・リサイクルショップをモデルに、「物の寄付」「時間の寄付」「お金の寄付」という3つの寄付をフリーマーケットで連動させ、売上金を社会や世界のために役立てる「楽しみながら誰もが気軽にできる社会貢献」を目指し、2005年に始まりました。開催にあたっては、大学をはじめ、地域住民、地域の企業など、地域ぐるみの協力を得ています。

神田外語大学CUP 2016年の活動

2016年5月、神田外語大学CUPは第12回幕張チャリティ・フリーマーケットを開催し、その売上と寄付金の内28万円をACTに寄付してくださいました。
9月には神田外語大学で寄付金目録贈呈式が行われました。(神田外語大学HP)(FB投稿記事①

また、11月下旬には神田外語大学の学生団体CUP(Create Universal Peace)のメンバー7人が、ACTのカンボジア事業地を訪れました。
今回、メンバーが視察した事業は2つ。まず初めに、首都プノンペンで、スラムに暮らす子どもたちに安全な学び場を提供している現地NGOタイニー・トゥーンズ(Tiny Toones)が運営するセンターを訪問しました。(FB投稿記事②
また、2日目には、東南アジア最大の湖・トンレサップ湖のほとりの村で実施されている事業を視察しました。(FB投稿記事③
神田外語大学CUPによる「幕チャリ支援先現地訪問レポート」は、こちらをご覧ください。

「物の寄付」「時間の寄付」「お金の寄付」-様々な形で大学、地域住民、企業などが参加

第8回幕チャリ(12年5月19日、20日)の様
子。売上金110万円をご寄付いただきました

2012年6月下旬、第8回幕チャリ(12年5月19日、20日)を終えたばかりのメンバーの皆さんに、幕チャリのしくみ、運営にかかわる思いなどについて、お話を伺いました。

ACT:
「幕チャリ」は、大学をはじめ、地域住民、地域の企業など、地域ぐるみの協力を得て開催されているそうですね。具体的にどのような形で幕チャリに関わっているのでしょうか。

CUP:
地域住民の皆様からは「物の寄付」として、地域の公民館や大学で衣類や生活雑貨などを寄付していただき、会場で開催するフリーマーケットで販売します。そして、来場者にはフリーマーケットで買い物を楽しんでいただくことが、「お金の寄付」につながっています。
幕張地区周辺の企業からもご協力いただいてます。その形は様々で、社員の有志が会場で屋台を出してくださったり、社内で寄付品を集めてくださったり、ウェブサイトへの掲載や店舗でのポスター掲示など広報に協力してくださいます。過去にご協力いただいた企業を中心に、毎年メンバーが直接訪問して協力を依頼しており、今回はおよそ35社を訪問しました。
また、大学では、学生を対象にボランティア(「時間の寄付」)を募り、毎年、2日間で約200人が参加します。今年は留学生も参加してくれました。ビザの関係などで日本ではアルバイトができない留学生が多いので、「日本で商品を販売する経験ができてよかった」と楽しんでくれました。

誰もが自由に意見を言えるCUP

第8回幕チャリ代表の渡辺さん。
メンバーが勉強やアルバイトなど忙しい中で
幕チャリに時間を割いてくれて、とても感謝
しているとのこと

ACT:
今回の幕チャリで8回目(8年目)を迎えたそうですね。継続して幕チャリを開催するにあたって工夫していることはありますか。

CUP:
毎年中心となるメンバーが変わるので、現役メンバーと過去のメンバーの両方が登録しているメーリングリストを通じて、現役メンバーがいつでも先輩方に相談できるようにしています。
また、役職や学年に関係なく意見を出せるフラットな環境をつくり、そしてメンバーがやりたい仕事を担当することで、活動自体が「楽しい」と思えるように意識して運営しています。

ACT:
それぞれが自立して意見を言い合うことで、よいシナジー(相乗効果)ができていますね。
フラットな組織ということですが、代表の渡辺さんはグループをまとめる立場として、どのようなことを心がけましたか。

CUP(渡辺さん):
代表になったばかりの頃は、みんなを率いているのがリーダーだと思っていました。でも、メンバーからは「それぞれのチームの進捗を確認して、全体を把握してほしい」と言われたんです。本番が近付くにつれて、メンバーは周りのことが見えにくくなることがあるので、代表に聞けば全体がどのような状況にあるのかわかる、と安心してもらい、気持ちよく活動できるように心がけました。

震災の被災地とアジアの両方に目を向ける

パンフレットやポスターにも、東日本大震災
の復興支援とアジアの社会開発支援の両方
に取り組む気持ちが込められました

ACT:
2011年5月の第7回幕チャリでは、収益金を東日本大震災の支援活動に寄付されましたが、今回の第8回幕チャリ(12年5月)で改めてACTへの寄付を決められたのには、どのような思いがあったのでしょうか。

CUP:
今回のテーマ「芽を育て 目を向ける」には、東日本大震災の復興支援の継続と、アジアの社会開発支援の再開の両方に取り組む決意を込めました。実は、テーマについてメンバーの間で意見が分かれ、結論に至るまでに何度も議論を重ねました。
最終的には、震災から1年以上が経過して、被災地では金銭の寄付よりも雇用の創出が必要とされていることを知り、前年度(11年)のように売上金を寄付するのではなく、被災地の方々が会場で地元の食品などを直接販売する機会を提供したいと考えました。そこでの売上金は被災地に、そして、フリーマーケット、フード等の売上金はACTに寄付することで、アジアに再び目を向ける機会にしたいと思いました。

チャリティに関心を持つ学生の増加、地域の拡大が今後の課題

ACT:
今後、幕チャリで力を入れていきたいことはありますか。

CUP:
もっと多くの学生に、幕チャリでの活動・成果とアジアの開発問題について知ってもらいたいと考えています。年々、ボランティアの数は増えているものの、チャリティに無関心な人はいまだ多いと感じています。まずは幕チャリに参加してくれる人を増やすことで、問題に目を向け、関心を持つ人が増えていけばよいと思います。
また、従来の幕張地区から、さらに周辺地域に活動範囲を拡大していきたいです。今回、地域の公民館で寄付品の受け付けをしたときに、その場に偶然居合わせた隣町の方が関心を持ってくださいました。広報に力を入れることで、より多くの地域を巻き込んでいけるのではないかと思っています。

幕チャリのノウハウを学内から全国へ

生き生きとインタビューに答えるCUPの
皆さん。活動を通して得られたものは?
の問いに全員一致で「仲間!」

ACT:
今回の幕チャリでは、他大学から、運営方法について見学に来られたとお聞きました。8年間もの長い間に蓄積された皆さんの貴重なご経験と実績が、他の大学や地域にも広がったら素晴らしいですね。

CUP:
幕チャリのもうひとつの目標は、「幕チャリを神田外語大学のキャンパスから全国に広げる」ことです。だから、他の大学から「幕チャリのノウハウを教えて欲しい」といった連絡をもらえるのはとても嬉しいです。
幕チャリをモデルとして、全国各地でこのようなチャリティ・フリーマーケットが行われ、寄付品を集めるネットワークのようなものができれば、もっと多くのご寄付を集めることができ、広がりを生むと思っています。

ACT:
最後に、チャリティ・イベントをこれから企画しようとする人たちに向けてアドバイスがありましたら、お願いします。

CUP:
準備期間中には、何のためにやっているのか目標を見失うこともあると思います。そのようなときには、初心に立ち返って目標を再確認することが大切だと思います。
まずは、イベントに関わる中心メンバーが楽しみ、そのうえで、目標が、ぶれずに活動することができれば、参加する全員が納得するイベントになると思います。

ACT:
ありがとうございました。これからもCUPの皆さんのご活躍に期待しています。

(聞き手:ACT事務局 辻本 2012年6月)

神田外語大学CUPからの寄付実績

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