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アジア留学生インターン受入れ助成プログラム(2012年度助成事業)

[更新日付:2013年4月9日]

アジア7カ国の留学生24人が日本の市民組織でインターン

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アジアからの留学生をインターンとして受け入れ、体験学習の機会を提供する日本の市民組織の事業を支援する「アジア留学生インターン受入れ助成プログラム」(ACT特別基金「アジア留学生等支援基金」助成事業)が2012年度から始まり、初年度は計24人の留学生が日本国内の市民団体でインターン活動を行いました。
インターン受入れ団体の活動分野は、国際協力、まちづくり、東日本大震災の被災地支援、教育/子ども支援、有機農業、多文化共生、若者支援、生活クラブ運動、福祉・介護など多岐にわたっています。また、インターンに参加した留学生の出身国はアジア7カ国(中国、タイ、ベトナム、カンボジア、ネパール、マレーシア、ミャンマー)です。インターンの中には、活動地に数日間宿泊して取り組んだ人もいて、これまでに足を運ぶことのなかった地域を訪れる貴重な機会にもなっています。

留学生は、自分の専門分野や出身国が抱える課題などに関わりのある団体でのインターン活動に、高い問題意識をもって取り組み、多くの学びを得たようです。また、受入れ団体からもインターンを受け入れたことによって新たな気づきを得ることができた等の声が寄せられており、留学生と受入れ団体の双方にとって価値のある活動となっていることがわかります。
2012年度助成事業の一部を紹介します(ここに紹介したインターン・受入れ団体の声は、寄せられた報告書等を抜粋・要約したものです)。

2014年度の応募を希望される団体・留学生の方は、こちら[団体向け留学生向け]をご覧ください。


2012年度の助成事業一覧(PDF)
事例1:国際協力NGOでのインターンシップ
事例2:生活クラブ運動・まちづくりに取り組むNPOでのインターンシップ
事例3:若者支援団体でのインターンシップ

事例1:国際協力NGOでのインターンシップ

受入れ団体: (特活)環境修復保全機構(ERECON)
(タイ、カンボジア、フィリピンなどで環境修復保全活動(環境教育、有機農業や持続可能な自然資源の利用推進など)を実施)
活動内容: 国際環境協力の知識習得、事務局での国内業務の補助、ボランティア対象の国内研修会の補助 など

インターンの声

コン・バンさん(国籍:カンボジア)
東京農業大学 国際食料情報学部 3年生
研究テーマ:カンボジアにおけるイネの品種改良

"私は、将来は農業分野の国際機関やNGOなどにおいて環境に配慮した持続可能な農業・農村開発に従事したいと考え、日本で農業を学んでいます。今回のインターンシップでは、持続的農業技術(堆肥づくりとペレット堆肥づくり)について、知識だけでなく、実習により具体的に経験することができました。また、同じ時期にインターンをしていた日本の学生とカンボジアと日本の文化や農業の違い等、色々な意見交換をすることもでき、様々な気づきがありました。
「グローバルフェスタJAPAN2012」では、ERECONの職員の協力のもと、企画団体からボランティアのみなさんと展示を創り上げ、イベント運営について深く勉強することができました。また、日本の様々な分野の国際協力について知る良い機会となっています。
ここまでのインターンシップを通して、農業分野の国際機関やNGOなどでの活動への関心が、より強くなりましたが、NGOの組織運営についてはまだ理解が足りないと感じています。また「グローバルフェスタJAPAN2012」は多くの方と意見交換をし、カンボジアやカンボジアで活動するNGOについて説明する良い機会でしたが、上手く伝えられないこともありました。伝達・コミュニケーション能力の向上が必要だと思います。残りのインターンシップを通じて、学んでいきたいと考えています。"(2013年1月)

受入れ団体の声

"コン・バンさんは非常に意欲が強く、組織運営やプロジェクト運営をより深く理解するための事務局業務補助、専門性の向上のための講義への参加と実習、国際協力イベントの出展補助、国内研修会の運営補助などに積極的に取り組んでいます。とくに国際協力イベントの団体出展補助では、様々な人と積極的に交流し、多様な国際協力への関わり方や国際協力の意義について改めて考える機会となりました。
インターンは留学における生活費と学費を賄うためのアルバイトで多忙な苦学生であり、インターンへの負担が過大にならないよう、日程の微調整やこまめな体調確認にも努めています。"(2013年1月)

事例2:生活クラブ運動・まちづくりに取り組むNPOでのインターンシップ

受入れ団体: (特活)参加型システム研究所
(生活クラブ運動グループの調整役を担い、市民参加による暮らしやすい地域社会づくりのための様々な運動・事業を推進)
活動内容: 生活クラブ運動の概要の理解、団体運営・事務作業の実践 など

インターンの声

沈 宏琳さん(国籍:中国)
桜美林大学 日本語日本文学専攻 3年生(交換留学生)

"大学を卒業する前に、いち早く社会を経験して、自分を高めていきたいと思って、インターンに参加しました。インターンシップでは、参加型システム研究所をはじめ、生活クラブ運動グループの様々な「非営利・協同」の運動・事業の現場体験をさせていただきました。
インターンシップに参加し、学校の授業では接触することのできない、日本の生活クラブ運動グループの実際の事務への感心が高まり、とても貴重な経験をすることができました。
生活クラブ運動グループのNPOは、政府に頼らない自立した方法で、多くの人を困難や貧しい生活から救うための仕組みをすすめています。「魚を与えるのではなく釣り方を教える」という考えで活動を行っていて、感動しました。インターンシップの機会を与えていただいた全ての方に感謝したいと思います。
将来、母国でもこのようなNPO法人を作りたいです。今回、身をもって学んだことを、生かしていきたいと思います。"(2012年9月)

受入れ団体の声

"非営利の市民事業・活動を知ってもらいたいという目標に関しては、概ね目標どおりに達成できました。NPOや市民事業についてあまり馴染みのない分野ではないかと思われましたが、彼女の「ひとのためになる仕事をしたい」という希望に応えられる事業紹介ができたと思います。
インターン終了時、沈さんに「どの活動が一番良かったか」と聞いたところ、「高齢者住宅の食事サービスの助手がよかった」とのことでした。この日本での経験が活かされることを願っています。当研究所では、これまで日本の学生インターンを受け入れた経験もありますが、沈さんの生活面や、理解し、学ぼうとする姿勢、日本のことを含めてよく勉強していることなど、日本の若者も学ぶべき点が多いと感じました。"(2012年9月)

事例3:若者支援団体でのインターンシップ

受入れ団体: (特活)グッド
(不登校や引きこもりなどの経験によって自立が困難な若者に、その状況から脱却する機会を提供し、若者の再出発を応援)
活動内容: 共同生活寮の事務・食事作り、ワークキャンプの事前準備・参加者説明、国内ワークキャンプ同行など

インターンの声

パウィティダーさん(国籍:タイ)
東京工業大学大学院 博士課程2年生
研究テーマ:バイオディーゼル

"私は、グッドが取り組んでいる"ひきこもり"や"ニート" 支援の活動に関わることで、日本社会の現状を学び、様々な体験を通じて今後の自分自身の成長に繋げていきたいと思い、インターンを希望しました。
インターンを始めてから、日本の若者と出会う機会が増え、フリースペースに集まる若者たちと会話をすることで、彼らのことを深く知ることが出来ました。日本との文化の違い、考え方の違い、学生生活の過ごし方など、たくさんの違いがあることを学びました。
もっと多くの日本人と関わりたいと思うようになりました。しかし、活動の中で言葉の壁を感じることもあります。
活動開始から3ヶ月が過ぎ、日々の日常業務ができるようになりました。今後は、グッドに関わる若者が、タイに関わり、興味を持ってもらえるような活動をしていきたいと思います。まずは、2月に実施予定のタイワークキャンプに向けて、イベントや説明会、資料づくりなどに力を注いでいきたいと思います。また、3月に参加する予定の牧場でのワークキャンプに向けて準備を始めていきます。"(2013年1月)

受入れ団体の声

"団体が運営するフリースペースや共同生活寮の運営を補助することで、インターンは多くの若者と関わり、日本の若者の現状や「不登校・ひきこもり」の問題を少しずつ理解してきているようです。また、寮生の食事作りや家事、雑務を行うことで、課題を抱える若者の変化や成長を肌で感じることができています。
また、海外に行ったことがない寮生やワークキャンプの参加者にとっては、インターンから母国の生活や習慣について話を聞くことで、海外が身近に感じられるきっかけになりました。"(2013年1月)

関連リンク

基金名 アジア留学生等支援基金